予防接種とは

私たちの体内には、細菌やウイルスなどの病原体が体内に侵入してきたときに、その病原体に対抗する免疫システムが備わっています。
予防接種を受けることにより、この免疫システムを獲得し、特定の感染症に罹患しなくなったり、発症した場合の重症化を予防することができます。
とくに、高齢者や基礎疾患のある方の場合、免疫力が低下していることが多く、感染症がきっかけとなって重篤な状態に陥ることがあります。
そのようなリスクをなるべく減らすため、予防接種をお勧めいたします。
なお、予防接種を希望される方は、事前にお電話または受付にてご予約のうえ、指定日時にお越しください。
当院で行う予防接種
- 風しんワクチン
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- 風しんを予防するためのワクチンです
- とくに問題になるのは、妊婦への感染です。妊娠初期に母体が風しんに感染すると胎児にも感染が及びます(先天性風疹症候群)
- 麻しんワクチン
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- 麻しんを予防するためのワクチンです
- 小児だけでなく、成人の方で、これまでに麻しんの予防接種を受けていない方、1回しか接種していない方にお勧めします
- 風しん・麻しん(二種混合)ワクチン
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- 風しん予防の際は、できれば風しん単独ワクチンではなく、麻しん・風しん(二種混合)ワクチンをお勧めいたします
- インフルエンザワクチン
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- インフルエンザを予防するワクチンです
- インフルエンザウイルスは毎年少しずつ形を変え、異なるタイプが流行するため、その年に合った予防接種を毎年行う必要があります
- 通常、12月~翌年3月頃の寒い時期に流行していますので、その前に予防接種を受けるよう心がけてください
- 肺炎球菌感染症ワクチン
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- 主な肺炎球菌による疾患を予防するワクチンです
- 接種は、1年を通して、いつでも可能ですが、5年以内に再接種を行った場合、注射部位に痛みなどが強く生じることもあるので、再接種をご希望される方は5年以上の間隔をあけるようにしてください
- 帯状疱疹ワクチン
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- 帯状疱疹を予防するためのワクチンです
- ワクチン接種によって帯状疱疹を完全に防ぐものではありませんが、発症した場合でも症状が軽くなる効果が期待されます
- 水痘ワクチン
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- 水ぼうそうを予防するために接種するワクチンです
- 水痘ワクチンは接種回数が2回で、小児の定期予防接種のひとつでもあります
- 新型コロナワクチン
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- 新型コロナ感染症を予防するためのワクチンです
- 65歳以上の方および60~64歳で重症化リスクの高い方は定期接種となります
- それ以外の方は任意で接種できます
- B型肝炎ワクチン
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- B型肝炎ウイルスによる感染を予防するためのワクチンです
- 乳幼児の定期予防接種のひとつです
- 成人になってから接種する場合、3回の接種が必要となります
予防接種制限について
生ワクチン(風疹、水痘、BCG、ロタウイルス、麻疹、流行性耳下腺炎)の接種後、27日以上の間隔をおかなければ次の生ワクチンの接種を受けることができません
次の各項目のうち、1つでも該当している方はワクチン接種を受けることができません。(発熱などが治まった後で接種してください)
- 接種を予定している当日の体温が37.5℃以上の方
- 2週間以内に38.0℃以上の発熱があった方